実技テスト内での指導範囲について

1. 実技テストDCBランク(12～4級対象)までの実技テストにおいては、トラブル、疑義が生じた場合には、その案件についての指導、教育を行っても良いこととする。その案件が原因による合否の判定については担当検定委員の裁量に委ねることとする。あくまでも本検定の精神は、落とす為の検定ではなく、指導し、育成していく為の検定である。
2. Aランク(3級～1級対象)までのトラブル、疑義の処置については、ルールの理解、処置方法が実技テストの判定基準に含まれる為、指導は行わない。但し、その行為が、危険であると判断した場合には即座に指導を行い不合格とする。
3. Dランクの実技テストを検定する場合には、科目ごとにクラブを変え、目標となる場所を指定しスイングさせると良い。尚、ウッドクラブ以外は練習場内ではティーアップ不可とする。

検定プログラム要旨

1. ゴルフの精神を理解させ、社会性を育み人格形成、プレー能力の向上に寄与するプログラムの設定。
2. インドア練習場を含め全ての練習場が参加可能なプログラムを設定。
3. シンプル且つ明解（曖昧な基準は避ける）、判定者も判断される側のジュニア及び保護者が理解、納得できる基準の設定。
4. アベレージジュニアゴルファーの普及、育成プログラムとして設定し、選手強化プログラムとは、一線を画すものとする。
5. このプログラムを実施する為には、テストを検定する検定委員が必要である。検定委員になるためには検定委員認定講習会を受講しなければならない。
6. 実技検定については、所定の検定シートに基づき実施する。指定の検定シートでは、ペーパーテストの内容を理解しただけでなく、実際に練習場・ゴルフ場において出来ていたか否かを検定する。実技テストの際に、各該当するランクのペーパーテストの内容が実際にゴルフ場で出来ているか否かを確認する為、検定シートに定められた学科・生活のチェック項目をもって実施すること。
7. ペーパーテストは落とすための試験ではなく、ゴルフの精神、ルール、マナーを学べることを目標として作成された育成の為のテストである。
8. Dランク(12～10級)の実技テストは練習場で行う。また、学科・生活のペーパーテストも練習場で行う。
9. このプログラムに準拠する検定認定事業所は自身の主催において「検定会」を実施できる。検定認定事業所は検定事業所認定会の受講及び登録が必要である。
10. ある程度技術的技能の高いジュニアに関しては指導者の見極めにより、検定の飛び級の受検を認める。「ペーパーテスト」は全て受験する。
11. ペーパーテストで理解した知識が、プレーの中で常に実行出来ているか否かはテスト結果とは別である。ただし、理解をしているのだからジュニア自身はゴルフプレー及び練習をする際には実行できるよう努力すべきである。
12. 実技テストとペーパーテストのランクの内容は、それぞれ相関関係にある。
    Dランク(12～10級)はペーパーテストD
    Cランク(9～7級)はペーパーテストC
    Bランク(6～4級)はペーパーテストB
    Aランク(3～1級)はペーパーテストA
    
13. 実技テスト合格者には合格証を発行する。
14. ペーパーテスト合格者にはバッジを発行する。